コッペパンは昭和10年代に学校給食用に作られたパンで、切り分ける必要があった食パンを切り分けずに1食分の分量で容易に分ける為に考案され、元々、材料も食パンと殆ど同じもので作られていたパンです。
また、名前である「コッペパン」とはフランスのパンであるクッペ(Coupe)から取ったものであり、そのソフトな食感から子供達から人気を博していました。
コッペパンはシンプルで癖のない味わいから、牛乳やジャムなどとも相性が良く、切れ目を入れて焼きそばを挟んだ「焼きそばパン」やコロッケを挟んだ「コロッケパン」など、今でも人気のあるパンの元となっている事も多く、非常に長い間、愛されてきたパンだと言えます。
コッペパンの基本的な特徴は楕円形で、表面にバターなどを塗らない事から艶はなく、あまり砂糖も加えない事から、甘さが抑えられている事にあります。
また、コッペパンは今風のおしゃれなパン屋さんで見る事はあまりありませんが、昔ながらのパン屋さんや大手のパン販売の企業から販売されているものを買う事ができます。
しかし、昔のコッペパンを食べていた世代の人に食べさせると、現在販売されているコッペパンは昔のものとは違うという意見が多いようです。
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