魔法の絨毯に乗って、どこか別の国に連れていってくれそう。
そんな曲を集めてみました。
髭ちゃんサウンドでアラビアンナイト💫広がる私の妄想。。
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扉をあけたらそこは異国ののスーク(市場)。きらびやかに着飾った女たちが土埃舞うスークをしなやかに歩き、色とりどりの花や果物など手に取っている。ここはどこだろう?
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ぼくはそのスークの路地をどんどん奥に進んでいった。
すると人影の少ないスークの片隅でガラスモザイクのランプに火を灯した店があった。ロシア人の風貌の男がミートパイをカゴに山積みにして店番をしている。
ぼくはひどくお腹が空いていることに気がついた。
思えば前にごはんを食べたのいつだっけ?
果物や野菜など売る店が多い中、お腹にたまりそうなものを売ってるのはここぐらいだった。
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ひとつつまんでみる。
スパイシーなのにほんのり甘いパイ。
不思議な味だ。
なぜだろう?いくら食べてもたべてもお腹は膨らまない。気づけばカゴのミートパイを半分は平らげていた。
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、、、あれ?
ぼくはいつのまにか眠ってしまっていたようだ。
変な夢を見ていたな。
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目を覚ましたぼくは外国映画に出てきそうなこども部屋の中にいた。
部屋の壁はホワイトにレースの模様、そしてベッドには天蓋がかかっている。女の子の部屋だろうか。
ベッドに横たわったぼくはただただ呆然とする。
女の子はどこだ?そして、ぼくはなぜここにいるんだ?
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壁の時計は午前0時を指していた。
窓が少し開いている。
カーテンがゆらゆらとはためき、生ぬるい夜風が吹き込んでくる。
月がうすらぼんやり浮かんでいる。
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突然部屋のおもちゃや人形がカタカタ音を鳴らし歌い出す。
壁の模様までも音に合わせてゆらめいてるようだ。
ここはネヴァーランド。
こどもの国の入り口なのか。
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さっきは見えなかった星が空に輝き始め、
甘い香りが窓から舞い込む。
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あれはなんだ?
妖精か?
幼い頃、絵本で読んだティンカーベルが粉を撒きちらしてチラチラ飛び回っている。
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どこからともなくぼくの知ってる人や知らない人がどんどん夜空に現れて、楽しげに踊っては消えていく。
現実と空想が入り混じる空間。
なんだろう。この開放感と浮遊感。
永遠に続けばいいのに。
この愉快な仲間たちが舞う素敵な夜空にぼくは吸い込まれてもいいと思ったんだ。
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