青色の瞳の少女は貴方を見つめていた。
「私は、」
「青い空を望みます」
少女の目には色はうつらない。
知る全てが灰色だった。
「空も」「教室も」「制服も」「シュシュも」
「恋物語だって」「パパやママの事も」「だいすきな朝日も」
少女は孤独だった。
居場所なんてなかった。
瞳が青い、たったそれだけの事で。
「パパやママはいつも喧嘩をしてます」
「私が、普通の眼を持っていないから」
少女は孤独だった。
いつしか、情動を失うようになっていた。
「幸せな物語に逃げました」
「でも、私の場所は無かった」
物語には主人公とヒロインがいて、その友達がいた。
画面に映れない人たちもいて。
その中で少女は存在さえ許されなかった。
「私は」
遠くから見つめていた
「ここにいるよ。」
だからわたしをみて
ーーープチ( -_・)?ンーーーー………
青色の瞳の少女は貴方を見つめていた。
「私の歌をきけぇぇえええ!!!!!!」
「ウオオオオオオオ////////!!!!!!」
少女の青色の瞳は赤熱するように熱をおび始め、その魂は「ぼるけーの」なのだったッッ!!
「こっちをッッみろーーーーーーッッ」
亜麻色の髪は金色の光を放ち、歌闘力が(爆)上がりしてゆくのだ!!
「わたひの……うりょくはごじゅうさんまん……」
おやすみ、鹿野。
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