昨夕は新国立劇場小劇場にて舞台「ロミオとジュリエットを観ました」。
群衆劇の場面が多いかと思い、あえてお安いバルコニー席(2階席/3500円)を選んだのが幸いし、全体をよく見ながら観劇できました。
さて、2階の席から見ると、1階の中央に縦横8メートルほどの正方形の卓球台のようなものがあります。高さは人の腰ほど。どうやらこの正方形の卓球台が舞台となるようです。観客は100〜150人ほどか。天井の高さはビルの5,6階くらいで、まん丸の形をした直径15cmほどの電球、他の照明器具等が視界のちょっと上に『つ』の字の形で、吊り下げられていました。
席に着いたのが開演約5分前でしたが、どうやらその時点の前から舞台の周りで、出演者たちでしょうか、十数名ほどが、なにやらこんなことをブツブツ呟きながら舞台のそばと、1階観客席のあいだの通路を呟きながら、ゆっくりとうろうろ歩いています。
『花の都のヴェローナの、云々、云々・・・』
ヴェローナはロミオとジュリエットの悲劇が起こったイタリアの街の名前です。
このつぶやきの連鎖が、あたかも異界に繋がる扉を開けるかのようです。
約2時間の芝居、圧倒的なスピードで終わりました。
良い芝居でした。
詳しくは、また書くかもしれません。
演出家・岡本健一の見事さと、若い出演者たちの体力あふれる演技が一体となって素晴らしい空間が生まれていました。
都合が許せば、明日も明後日もこの芝居を観に来たい、そう思わせる芝居でした。
【終わり】
#1
Romeo(ロミオ)という名前が歌詞の中に入っている曲は、自分の知っている限りこの1曲だけ。歌詞の最初に
『This Romeo is bleeding』
「このロミオは出血している」
「この男(自分)は心にダメージを負っている」
とありますよ。
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