知らない方が良かったな この不思議な痛みも あたしだけ視えるもの 胸の地下室に閉じ込めた ときめきは傘を破って こころまで濡らした雨のように つめたくてかなしいけど 水色の夜があたしを ひとりぼっちにするのなら このまま海に沈むだけ 予定のない明日も 消えやしない過去も 今は忘れたいの うつくしい日々が あたしを置いていくような気がして まるでモノクロの映画みたい 他の誰にも聴こえない歌を 今も探している 視えない方が良かったな 忘れられない歌が 溢れ出してしまうから かなしみの雨に打たれて ずぶ濡れになったあたしは あなたの声を探すだけ 変わらない明日も戻らない過去も 今は忘れたいの うつくしい日々があたしを 置いていくような気がして まるでモノクロの映画みたい 他の誰にも聴こえない歌を 最後にあたしが歌うの