何もないけど 何もしなくても ありふれた日常が 僕は本当好きだった 薄れていくんだ君との時間 形をなくして壊れたみたい 手を離したのは君の方だよ もうサヨナラから逃げたいよ 最初から無かったみたいだな 朝方まで話した未来とか 君は悲しそうな声で言った 本当にこれが最後だって 崩れていきそうな音がしてさ 目が合った最後 気持ちを抑えて 飲み込んだ台詞が これからはなんて言えたらさ 良かった もう少しまだこのままで居たいけど いつかまた僕のことを探してよ これからは君はもう居ないけど 俺も変わらないと 何もないけど 何もしなくても ありふれた日常が 僕は本当好きだった 薄れていくんだ君との時間 形をなくして壊れたみたい 手を離したのは君の方だよ もうサヨナラから逃げたいよ この気まずい空気は水に溶けない だけど打ち消せるわけでもない 何でもいいけど君と溶けたい 混じり合わない不思議な気体 心地良い風 今音の上 広げる羽 空に鳥の群れ 休む木陰 雲を眺め 想い届けたくて あの雲に手を伸ばして 届きそうで届かなくて あの時を思い出せば 今ならって言えるかな 何もしないのに あの日が特別楽しかった あと少しだと思えば 嫌なことも忘れられた 何もないけど 何もしなくても ありふれた日常が 僕は本当好きだった 薄れていくんだ君との時間 形をなくして壊れたみたい 手を離したのは君の方だよ もうサヨナラから逃げたいよ
