朝焼けが目を刺す 同じ夢を繰り返して呼吸が乱れる 笑えないような変わらない熱さが もうすぐ終わる 始まる前から 取り繕うのだけは上手くて 中身は全然何もなくて 一方的な直射日光の 倦怠感に押し潰された あぁ夏が終わる 君の全然知らないところで 蝉と一緒に死んでいくんだ 汗が吹き出す 君はどうしてそんな涼しげなんだ ステッカーが溶けて剥がれいく 帽子を焦がす炎天下 あの日の僕は笑えていた いつも遅れてきた電車 直前みたいに鮮明で 季節外れの白い花の その温度しか知らないから 足りない時間を数えている 資格はないけど回答を考えて 取り繕うこともできなくて 中身は全然何もなくて 厭世的に行き止まりの 劣等感に苛まれてた あぁ夏が終わる 君の全然知らないところで 蝉と一緒に死んでいくんだ 汗が吹き出す 君はどうしてそんな涼しげなんだ ステッカーが溶けて剥がれいく 僕らはいつも笑っていた たまらなく暑くて最低だった 夏が終わりを告げた頃に また君に会えてよかった