今は寂れた歓楽街 砂埃に塗れ 瓦礫を積み上げた故に あばら屋のようだった 絶望の顔した人だかり 「ここには悪魔が住んでいるって 話」 あいつは火を吐くらしい 醜い爪を突き立てて 呪いの言葉かける 暗闇を喰らうのはさよならだ 後腐れないや さぁ手を繋ぎ踊り毒を飲んで 骨になって消えていけ 跡形もない愛を抱きしめて 悪魔は微笑む いつでも歓迎するよ サイレンが包む歓楽街 あいつが目を覚ます 花を咲かせてもらいましょう 魂も売り飛ばせ 騒々しい街の片隅で 笑って夢をなぶる黄昏時 狂った祭り囃子 生き血を呷り街を食む 不愉快な演奏で 浅ましい苦しみにさよならだ もう歩けないや さぁ声荒げ歌いガスを吸って 目を塞いで消えていけ 戯れに殺すのさ感情を 悪魔ははにかむ 希望の入り口はどこ? あぁそんな衝動も暮れ 滑稽な夜に月を拝む 誰も彼も行方知らず彼方 いま不確かな死を なんて愚かな曲だ 暗闇を喰らうのはさよならだ 後腐れないや さぁ手を繋ぎ踊り毒を飲んで 骨になって消えていけ 跡形もない愛を抱きしめて 悪魔は微笑む 次のお客はまともであるように 烟っていた 茹だっていた 腐っていた 嘘だった