不可能な湿度 肌に触る 空は到底 息を飲み 雨を吐く ばかみたいだな 熱帯夜に憧れて 想いを馳せている 彼方に光る 貫く街と戦闘機 白いチョークの粉で 一途に刺した愛の言葉も 意味を持たない 都会の空気みたいだ 淡く青く燃えた 羊水に天使が沈むまで ただ震える夜に 静寂を殺しても いつかは終わること わかっている筈なのにね 黒く染まる 空にひとり ただ、ただ祈ってる。 重なった光 芝居 気体 溶かす 笑った君の声 揺らいだ 空白から 歪に見た 世界の形も 何故だか今日は 綺麗だなと思った 淡く青く燃えた 羊水に天使が昇るには まだ眠れぬ夜に 星空は遠すぎて いつかは終わること わかっていた筈なのにね 涙が止まらない 私、まだ まだ信じてる 忘れないでいて、ずっと。