<飛騨の恋文 唄:多岐川舞子> <詞:荒木とよひさ 曲:徳久広司> <♪> 駅舎に降りれば そこまで冬が あなた忘れる 旅ひとり 飛騨の白河 夕暮れ橋で 書いた恋文(てがみ)を 千切ったら あなたの心に 積るでしょうか… 涙まじりの あゝ紙の雪 <♪> 風にひと声 汽笛が絡む 肩に小指に この胸に 飛騨の細道 昨日を捨てに いくつ足跡 残したら あなたの想い出 消せるでしょうか 未練ひきずる あゝ恋の糸 <♪> 紅葉灯りの 手摺にもたれ 深いため息 またひとつ 飛騨の三日月 この手に取って 乳房(むね)の奥まで 刺したなら あなたに抱かれて死ねるでしょうか 明日はいらない あゝ月の宿