通りすがりの道の上 俯くようなその蕾 どこのどなたを待つのやら 空を見上げて・・・ やがて辺りは暮れなずみ 都の色が溶けてゆく 胸の思いは影法師 手を伸ばしてる 花鳥風月よ移り行く自然 悠久の風は何処から 人目を忍んで逢瀬重ね いつかは花咲く恋心 上弦の月に見守られ 一途な夢を見る女は月見草 恋しいお方の足音は どれだけ待てば近くなる? 数多の星が煌いて愛を誘う 今日より長い夏の夜 忘れ去られたこの場所に 忘れられない純情の白い花が咲く 美しき姿 気高くて・・・ はかなすぎるのは宿命かな・・・ 静かに佇む思いの丈 このまま抱かれて散ってくより 朝まで咲いたら萎みましょう 一夜の人生よ女は月見草 <♪> あきらめられない蜩が ふいに 梢から鳴き出した 人目を忍んで逢瀬重ね いつかは花咲く恋心 上弦の月に見守られ 一途な夢見る女は月見草 静かに佇む思いの丈 このまま抱かれて散ってくより 朝まで咲いたら萎みましょう 一夜の人生よ女は月見草 一夜の夢を見る女は月見草