雨の日に二人 式を挙げた 借りものの上着 友達が縫ったドレス 指輪と花束 ささやかな誓い ただそれだけ でも幸福だった おまえは今 家の前 椅子にすわり外を見る 生きることを呪うように 悲しみ宿る目で 夜の果てをみてる 夕暮れの遊園地 覚えてるか お前と二人 暖かい冬の日 観覧車に乗り 昇った時 不意に壊れ その場に おきざりにされた 手をのばせば届きそうな 星が降る空の中 俺はお前を抱きしめ 二度と離さないと かたく心に決めた <♪> 若さではずんでた頃の 全ての美しい夢も 壊された観覧車の 鉄のように冷たく 空に刺さったままだ 胸にこみあげる狂うような想い こらえきれずに 叫びそうになる 胸にこみあげる狂うような何か 断ちきれず俺は 声あげ泣きそうになる 雨の日に二人 式を挙げた 借りものの上着 友達が縫ったドレス