行き交う人の流れに 肩を押された月曜日 腕にかかえた 買ったばかりの 大きなプラモデル 小さなサボテンよりも こんな夜にはバラの花 窓辺に映る ビルの景色が 隠れるくらいに 摩天楼をすり抜けて いつもながめる Show window 変わってゆく毎日 無邪気に楽しんで 何にも飾らない部屋 ふたりがいればそれだけで 幸せだねと言ったあの日 まぶしい夢だった 鉄の階段昇れば あー ため息のドアの前 ひとつ余計な鍵が 淋しく揺れている ビデオにテレビにラジオ 板張りの上 並ぶけど ひとりの部屋は さめた心 着飾ったオルゴール 帰って来たよ 今夜もまた 灯り消えた部屋