「白昼堂々の犯行により」 時間と時間を繋ぐ点P、 逆走するトライアンフ 遮るように言う、 わたしは優しかったですか? 誇らしげに言う、 わたしは優しかったですか? 質量が保存される 手前の隙間に落とし込む解釈 物量で満足する鬼の居ぬ間に吹き 込む快楽 もうこの角度からじゃ、 それはなんなのかわからない 手向けたものは宛先不明で 戻ってきた 手向けたものは宛先不明で 戻ってくる 直視するには覚悟がいる、 太陽は何故かずっとこっちを 見ている 1988、使い古されたパスワード、 空の瓶に詰め込んで送る 手向けたものは宛先不明で 戻ってきた 動く歩道で前に進めば進むほど 誰にも追いつけなくなっていく感覚 時計の針をずっと見つめて、 自分が一体誰だかわからなくなる 感覚 まつろわぬこころで、 いま誰もいなくなった 逆再生で写した末路には形がない ヘイトユー、ヘイトミー、 寸分違わぬ同じ価値で絶対にそう 思う 時間と時間を繋ぐ点P、 逆走するトライアンフ 遮るように言う、 わたしは悲しかったですか? 誇らしげに言う、 わたしは悲しかったですか? 黒い服を着ないで、 容易く包み込もうとしないで、 雨の日は雨の歌を歌って、 同じ時計を見る 産まれたその瞬間に完全に 決定されている それはもう 産まれたその瞬間に完全に 決定されていること ヘイトユー、ヘイトミー、 寸分違わぬ同じ価値で絶対にそう 思う 手向けたものは宛先不明で 戻ってきた 手向けたものは宛先不明で 戻ってくる まつろわぬこころで、 もう誰もいなくなった 逆再生で写した末路には形がない くだらないな