途切れた 記憶と確信は 狭い断崖の 先にある 眠っていた か弱い獅子が たった今 抗って 慄き騒ぐ 吼える 歌のように 始まりなのか 滅亡かなお 運命は彼方 この身体 超然と 久遠の空を 巡りて 追い行くもの 孤独が問う 欲望まで 名残をかぎ 魂さえ もてあそぶ かすかに 燃える心は 苛立ち 消褪する その瞬間にも 天衣無縫の悲哀 怒りと 喜びにまみれ 艶やかに このままずっと 空を切り 罰し合う 虚ろな夢 不純な機知と 等しく ありのままを さらけ出して 嗚呼 世界を創る者が 最期尊ぶ ただ唯一の光 渇いた海 優しい雨 大地がまた 木々をあやす 時を待つ 夜を越えて走る 幾千の風 途切れた 記憶と確信は 狭い断崖の 先にある 眠っていた か弱い獅子が たった今 抗って 慄き騒ぐ 吼える 歌のように 始まりなのか 滅亡かなお 運命は彼方 名前もない 感情なら あなたの手の中 輝きだす 怯えたまま 彷徨う背が 太陽さえ焦がす 暴かれる愛よ