長い影が一つ 月夜 色濃くなる ひりついてる肌を撫でる 熱い砂風 穏やかな朝をまだ 知らないままで身体は朽ちてくけど 見え透いた馴れ合いに 飲み込まれて溶かされるよりいい こんな世界とつながるために 謳う言葉 わたしはいらない 鮮やかな疵 胸にひとつ 痛みだけ どうか 褪せないで 通り雨が今日も ふいに 肌を叩く 口の中にひろがってく 苦いいつわり あたたかな愛にまだ 触れないままで心は枯れてくけど 浅はかな共鳴に 凪いだ海を 穢されるよりいい ひとり歩いた旅の終わりで 流す涙 わたしだけのもの 静かな眠りに つけるなら 夢の中 全て 捧げても 心ごと身をゆだねて 舞い踊れてれば 無感覚の楽園で きっと無垢なまま それでなにか 変わるの こんな世界とつながるために 流す涙 わたしはいらない 鮮やかな疵 胸に一つ 痛みさえ 今は 愛しい 果てのない孤独の幕間で 浴びる光 わたしだけのもの ひとり 夜明けの片隅から 灯す火は 誰も 奪えない
