さよなら、あの未来で 君と笑っていたかった 拝啓、 どんな名前の日々を君は 過ごしたの? そんなこと興味ないって 愛想ない笑顔に きっと恋をしたんだ 言いたいことがあったんだ 君は僕を覚えてますか? そんなこと興味ないって 愛想ない言葉は ちょっと嫌だな 僕はずっと誤魔化していて 好きって言ったら 呪いになってしまうとか 続きはもう二度と 癒えない、消えない魔法 触れるたび君は遠くなって このまま世界が 終わってしまえばいいとか… ねぇ、君が好きでした 小さな君の身体を抱きしめて 小さな部屋に響いた さよならの残響 バイバイ、大嫌いだと 君は優しく笑っていた 冴えない犬の合鍵は部屋に残して だから 拝啓、どんな名前で呼んだら あの日に戻れますか? そんなこと興味ないって 愛想ない笑顔は もう戻らないな 言いたいことがあったって それをなんて答えりゃよかった? 今もあの日の言葉が残ってるからさ ずっと 部屋に散らばった君の記憶 花柄のシーツはそのまま 君が置いてったピアスも むき出しのまま転がって 幸せな日々が手を振って 想いはずっと残ったまま 今さら何を言ったって 君はもういないのにな 小さな後ろ姿を見送って 微かに部屋に残った さよならの残骸 大好きだった寝顔も 真夜中に踊ったダンスも 僕の全てでした 小さなあの約束も守れなくて 間違いだらけの愛だ 最低の愛だ バイバイ、あの未来で 君と笑っていたかった さよなら、その未来を 僕が壊したんだ だから
