きみの見ていた 夢を見ていた 何かを失くしたあの日から 今も 涙の水色と環る赤 混ざって夢に溶ける絵具 息は透明 視えやしない存在 でも確かにここにある 想定線は崩壊して まるでひとり違う世界に居るみたい 記憶が時間が目紛しく移ってゆく 未来は想いは変わらないのに 言葉じゃあ解らない伝わらない 交わした約束もすべて はじめからずっと 答はきっと解っていた 何もなかったゼロだった ほら笑ってよ 最後にきみと観たかったな フイルムの途切れたこの映画を さよならの合図が響く朝 塞いだ目から溢れる瑪瑙 嗚呼この永遠を繰り返していたい でもアンサーはここにない まだ秒針は停止して 過去が忘れないでと 叫んでいるみたい 色彩が形が目紛しく濁ってゆく 誓いは願いは変わらないのに 言葉じゃあ解らない伝わらない 描いた想像もすべて はじめからずっと 答はきっと解っていた 何もなかったゼロだった ほら笑ってよ だけど忘れないでいてね フレイムに見切れたひかりを 写真じゃあない この世は映画のように 変わってゆく 忘れてゆくのでしょう 何かを失くしたあの日から 今も いつまでもここにいるから 例え生まれ変わっても はじめからずっと 答はきっと解っていた 何もなかったゼロだった ほら笑ってよ 最後にきみと観たかったな フイルムの途切れたこの映画を その先を