Track byHoSoVoSo
火の手が上がった 右の掌は 音も立てずに消えていく 命のようなものだとして 使い古された左の掌 何を残しても消えない何かが 緑の上 走る風よ どこか遠くへ連れて行っておくれ 今際の時には くだらない言葉がいいな 残された皆様のため 山の上 佇む雲よ あの子に雨を降らせておくれ とめどない涙の代わりになるように 火の手が上がった 今際の時だな