Track by荻野目天獄
曖昧な声を反芻させたまま 理解の及ばぬ無駄口に恋した 敵前逃亡の罪に苛まれて 踏み荒らした地に腰を下ろし眠る 遥か昔犯した罪を滅ぼすため 迷宮に入る 焦げた肌が剥がれ落ちて 次の命へ姿を変える 弥勒のダンスを退屈そうに見て 手付かずの碗で箸を濡らしてみた あまねく世界に雫を垂らしたら 海へと姿を変えて神となった 沈む体 絹のような空気に抱かれ あなたの元へ 遥か昔犯した罪を滅ぼすため 迷宮に入る 焦げた肌が剥がれ落ちて 次の命へ姿を変える