あの海のような 空を見つめても 今は何にも感じないらしい 窓の外から差し込む光が 僕に「急げ」と告げる 君のように上手くやれたら それでもういいのに 雨と一緒に全て流せたら 楽なのにな あの頃には もう戻れないの? 「あの歌だけどさ 僕は好きだよ」 そういうあなたの背中はどこか 寂しそうだった "君の温もりが無くならないうちに" ありきたりの言葉を 並べては また違うと 何度も繰り返した 雨と一緒に全て流すのは 楽だけれど あの頃には もう戻りたくはないから ギターを背負い 電車に飛び乗った どこか遠くへ 何も背負わなくて良いところへ 海のような あの大きい空を 見上げて 手を伸ばして ああ