くたびれた生活の片隅で 小さな花びら揺れる 陽の光を浴びたいんだよと 言葉もなく無邪気なままで はみ出した思い出はいつの日も 窓辺にもたれているよ 掌からすり抜けていく 儚さと共に 何もないと思っていた この部屋に差し込む光 埃みたいに幾らでも 叩けば溢れ出す 君のこと 眠らない月明かりの調べに いつかの温もり香る 寂しさとは千切れて気付く 花びらのようだ 奪い合うことじゃなく 与え続ければよかったな 永遠に咲く花はない でも君との日々は 消えないな くたびれた生活の片隅で 小さな花びら揺れる 寂しさはもう抱えていくよ 夜が明けるまで 花はまだ