ひとつの音が 世界を揺らす ふたつの音が 道をつくる 比(ひ)に生まれた ハーモニー この身も また 数でできている 1:2 はじまりの律 3:4 命の間(はざま) わたしは どこへ響く? 数ノ音(かずのおと)よ── この世界を測るなら 涙さえ √(ルート)で表せるの? 数ノ音よ── 名もない波の重なりが わたしをここに 存在させてる 音階(スケール)は ただの約束 でも 心はその外にある 音律(ピッチ)の外で きこえた “誰か”の声 π(パイ)より深い悲しみを 無限小数のように抱え それでも 答えを出そうと この唄を うたう 数ノ音よ── 不完全なままで響け それが 真理のかたちなら 数ノ音よ── わたしの存在証明は この振動に 刻まれている
