「なっちゃうのです。」 どうせ世界は変わんなくって ご立派な誰かのもんだろうって つまんなくて地味な僕にだって 笑っちゃうくらい分かってるんだ 使い古された蒼い希望は 出会い頭で食パンくわえた 美少女とぶつかる蜃気楼の 嘘っぱちでしかないんだろうなぁ そっと目を閉じて 走り出してみたんだよ 期待なんてしないけど 少しだけ信じてみてもいいだろう? 僕があの子にあの子に逢えても ありきたりな挨拶を交わして くだらない一日をそれとなく 何もなかったように過ごすでしょう けれどあの子にあの子に逢えたら 例えばありきたりな挨拶も ただくだらないままの一日も 生きていく理由にね、 なっちゃうのです。 どっかの国を憂いてたって 救って欲しいのは僕自身で 伸ばしたこの手は伸ばしたようで ポケットの中で握ったまんま 途中まで描いた理想を持って 生意気を気取る魔法使いの ドジっ子ヒロインを待ってたって 未完成で消えてくんだろうなぁ ちゃんと手を広げ 高く飛んでみたいんだよ 土を蹴って羽ばたいて こんな僕だって 願ってもいいだろう? 僕があの子にあの子に逢えても 魔法使いになんてなれないし 奇跡のひとつも起こせないけど 相変わらずどうにかやってくでしょ う だからあの子にあの子に逢えたら 「もう大丈夫。今日まで色々 背負わせてごめんね。」と 抱きしめて 僕の羽で大空へ 飛ぶんだ Pray! Rejoice! “Hallelujah” Pray! Rejoice! “Hallelujah” どうせ 世界は立派な誰かの 都合の良いカタチに出来てても 頭の中で見つけた希望を 僕はバカみたいにね、 捜すのです・・・ 僕があの子にあの子に逢えても ありきたりな挨拶を交わして くだらない一日をそれとなく 何もなかったように過ごすでしょう けれどあの子にあの子に逢えたら 例えばありきたりな挨拶も ただくだらないままの一日も 生きていく理由にね、 なっちゃうのです。