遠く伸びる影の先で揺れている 葉のない枝が歌う 陽が落ちてく 僕を置いて行く 今日の終わりに眺める君の残像を 歩く意味を失くしたって 言葉なんて無くたって なぞった線の繋いだ向こうで ただ涙を流したって 今その一雫から花が開くのだろう ああ 終わってゆく この一瞬をただ刻んだ足跡 ああ 弧を描いたその輪郭も 焼き付いたまま そっと手を伸ばした光が連なる 何も残さず消える僕の感情を 歩く意味を失くしたって 言葉なんて無くたって なぞった線の繋いだ向こうで ただ涙を流したって 今その一雫から花が開くのだろう 花が開くのだろう