どれだけ経っても 見つからない君の影 いつかフラッとさ 出てきておくれ 声だけ聞こえる日もあるが 確かな幻聴に過ぎなくて 白黒の世界にこだまする 今際の鐘が もしもこの場所が 四つ辻だったら その角から 顔を覗かせて ドグラ・マグラの様な 陶酔に火を点けながら 足を踏み入れる 何処で間違えたのか 言葉の不明なまま 明日という地獄から 目を背けるだけさ 走馬灯が駆ける 海原で模倣を嘆く メトロノームが鳴り響いたみたいだ もう互いの歌は届かずに どれだけの想いが 泡になってしまう? ひとりぼっち形而上の答え 灰色の空重なり 泣き止まない現実が 例え破裂しようとも 人は嘘に溺れ 人と成れず身罷る それぞれの夢も 絶えず沈んでいく ゆらりゆらゆらり くらりくらくらり 舟は傾いてしまうから もう互いの歌は届かずに どれだけの想いが 泡になってしまう? 今、命消えたとて 僕は愛し続ける それが間違いだとしてもいいさ 傍に居させてくれ