あなたの背中に 下弦の弧をえがいたら 静かな夜の時間を超えて 大きな大きな翼となったのさ 歩いたこの土地をたつなら 軽くならなきゃいけないと つくった苦しみを私に託して やっと空っぽになれたんだね 支度はもうできたよう ひらけた草原で見送るわ さようなら 理性を忘れて今 貴方は空へ旅立つ 視線を贈りあった その景色達も 背中の奥へ片付けていく ひたすら青い空を目指す 誰かを犠牲にして実る欲を 穫りとれば 木々はほとばしりその青を 失うだろう 宿るなずなに 照る春の露 そっと小指に溶かした 心の奥で生きたあなたに いつかまた会えるのかな 交わしあった言葉に色をつけるなら 乾いたパレットの上で海をつくり 泳いだクジラの色 支度はもうできたよう ひらけた草原で見送るわ さようなら 理性を忘れて今 貴方は空へ旅立つ 視線を贈りあった その景色達も 背中の奥へ片付けていく ひたすら青い空を目指す 常に己ではなく他の誰かを愛せば 明日を恐れずに 幸せに笑えただろう 宿るなずなに 照る春の露 そっと小指に溶かした 心の奥で生きたあなたに いつかまた会えるのかな 触れあった素肌に色をつけるなら 飼い慣らしたはずの群れから 逃げた優雅な羊の色
