「遠く遠く、できるだけ遠く。 貴方に嘘がバレないように。」 君からの手紙にこれからの人生が 始まりますと 小さく綺麗に書かれてる 見覚えの無い苗字と、 好きだった名前 目に飛び込んだ体が沈む海のようだ 「遠く遠く、できるだけ遠く。 知っている人が 誰もいないところ。」 「遠く遠く、できるだけ遠く。 そんな場所、 これから行ってみよう」 見てよ波 跳ね回る情景 あの日の君の全部をさ 見てきたんだろう 家の鍵それと青いブーケ 忘れる記憶と夜の浜辺を歩いてる なんか青 海のない街に青い何かが落ちた 溢れ出す痛みとか置いておいて 砂浜を一人フラフラと歩いている このなんか青い青い思い出よ 見てよ波 跳ね回る情景 あの日の君の全部をさ 見てきたんだろう 家の鍵それと青いブーケ 忘れる記憶と夜の浜辺を歩いてる 忘れない 二人だけの海を 抜け出す雲と線路と思い出と景色を 好きじゃない これもまた嘘で 君の手紙をそっと静かに運んでく なんか青