歪んでいく さも異質さに世界が嘔吐いたみたい だった 解らないが解らない 独りぼっち 値打ちもない 歪んでいくんでしょう 根は腐り崩れゆく芯さえ もう意味がない 灯火さえ無関心だった頃 うろの器を満たした眼差しは 冷たい雨の中 苛んだ 手が 心が 慈しみが 哀れみが 私の──── 無垢なまま苦しんで 愛して リードを握らせて 届かない眩しさに目を背けて 汚れを分かち 愛 誓い 泥濘を喰み 永遠に排した世界の中 私と 歪んでいる 炎傾いて 巣食った病を払うように 変わらないわ たまらない 独りぼっちね 救いはない 歪んでいるんでしょう 手を引かれ 浮かんだ苦悶に口を裂いた 黄金さえ渡してしまってもいい 満たされてるの ホントよ 大切に真白の首輪を付け祭壇へ 身も 心も あなた以外 全てを焼き尽くす 堕ちた先 楽園へ 愛してる リードはお願いね 焦らさないで 震える指先まで どろどろに溶け 愛 痛み 永劫の時 滅亡の対価に 捧げましょう 幸せ 歪んでいる笑顔 異質さに貴方は嘔吐いてしまうかし ら クチナシの花が咲いていた