風 まだ一昨年の表情 そういえば また春が来る よく見りゃ 鏡に沿う 成長の無い俺がそこにいた 街 また矛先を用意 苛立ち錆びたTV 咳き込み 呼吸した後の水たまり 白く曇る 解けなくなるよくある柵の中に 晴れた気持ちの泉 戻せなくなるこの背 曲げるくらいなら 引きずらない 瞬間 これ以上求め 何が欲しくて ってそうじゃなくてさ 消さないで残す 優しさって 褒めて頭なでて って そうじゃなく “型” “柄” じゃない姿 人 行き交い 季節はまた寒い4月 窓を開けて 日々を受け入れる これからも越えるどんな足場 横も縦も 気にせず ただ研ぐ