頭抱えてはいつも下を向いて 歩いていた日々 小さかった俺の背中に 大きすぎたバックパックを背負い 長く続く道のりを歩いていた 「この先は続くんだ何処までも」 迷い込んだ出口なんて無い迷路 「そこに誰かいるの?」 「ねえ 答えてよ」 「答えてよ」 昨日会ったあの子の 名前もう思い出せないな 確か背の低い子だった 俺よりきっと小さかった あの子は頭がいい子で あの子は運動のできる子 あいつんちは親が金持ちで あいつんちは兄弟とも不良 俺には何もない 俺が俺じゃない 何も感じない 俺がここにいない 誰か教えてよ 俺が何処にいるか 俺が何処にいるか 漠然とした不安が身を包む 雑居ビルのガラスに俺が映る 沈んだ瞳に光は映らず ここにいるって実感だけが薄まる 一人 眠る夜 窓が見れず 毛布に包まる 頭抱えてはいつも下を向いて 歩いていた日々 小さかった俺の背中に 大き過ぎたバックパックを背負い 長く続く道のりを歩いていた 「この先は続くんだ何処までも」 迷い込んだ出口なんて無い迷路 「そこに誰かいるの?」 「ねえ 答えてよ」 「答えてよ」 漠然とした不安が身を包む 雑居ビルのガラスに俺が映る 沈んだ瞳に光は映らず