わたし君に話すことまだあるよ 君の顔を見たら、話に詰まるのに わたし君に話すことまだあるよ 君の顔を見たら、言葉に詰まるのに 新大阪駅の改札口 キャリーケース引く人の中 また探しているの もう春らしい もう冬は終わったらしい 手をつないだ寒い季節と二人は 終わったらしい 風のにおいを知りたくなって バスの後ろの席の窓を開けた 窓から見える葉っぱ混じりの花を わたしは見ながらずっと泣いたんだ 君とのおもいでは このまま このまま もう増えることはないよ 時が過ぎて認めていった時間と心を 君は、知ることは、ない もう春らしい もう冬は終わったらしい 手をつないだ寒い季節と二人は 還らないらしい