覚えてるのは あの坂道と空と夕日とあくび ふてくされた少年たちが ぼく明日は居ないかも フナとカラスとウサギも居たね 鶏また逃げだした ブランコ乗って 靴を飛ばして 気がつけば帰り道 肩組み涙ぐみ ありがとうさようなら 照れた笑顔 影揺れた 渡り廊下の上 それを今でも忘れず ぶらぶら 生きている気持ちが好きと言える それぞれ空が寒いよ 暖かい日が来ると 必ず行くと言える 花が咲いた 枯れて散った 覚えてるのは 花の名前と雨の景色と香り ふてくされた制服たちが ぼく邪魔者みたいだ 今見ているのは 明日の方かな なら素敵な花を 咲かせてくれ 飾ってくれ 力ずくで守るから 本当にできるかな 僕にもできるかな まるで石ころみたいに 転がるだけだけど それに今まで気づかぬふりして 生きている気持ちが好きと言える それぞれ空が寒いよ 暖かい日が来ると 必ず行くと言える 花が咲いた 浮かれて散った