ガス燈の灯を 確かめ合うように 一歩ずつ 寄りそい歩いた 送ってくれた あなたに また サヨナラが言えない 愛してるって言ったの? 今 汽笛で 良く聞きとれなかったけど 宝石のように煌めく 夜景を 高台から 眺めてた カフェ・カーテンのレースを 朝の陽が おはようと照らし出す 斜めに 港の町は いつでも 異国のざわめきで 始まる 髪の毛に ふと KISSをしたり あなたと私 無国籍よ 今 行き先も告げず 船に乗れば まるで 逃亡者みたい ガス燈の灯が また点り出す 二人を 引き寄せるように もたれるように 坂を登る頃 夜景の海が 光り出す