耳をすませて 胸に手をあててみて もう迷わないように かじかんだ声が心に 微かに響いた 気がつかないふりしてたんだ 明日に滑り込むような 日常のリズム ついていくのが精一杯で 「ほんとは、ほんとは、、、」 小さく呟いてみても 次の言葉 ため息にとけた 言葉にならない 心の声が ずっと私の 現在(いま)を照らしていたよ 耳をすませて 胸に手をあてたなら きっと 何かが聞こえるはず 毎日につけた折り合いを やさしくほどいて 傷つくこと受け入れてみた 照れくさくてぎこちないけれど 自分を褒めてく 特別じゃなくたって美しい 「ほんとは、ほんとは、、、」 願いを声にのせてみる うわずったって空気震わせて 透明な膜を剥がすように 毎日が彩度を上げて 今の私が、今の私だから、 届けられる声があるって 思えるようになれたんだ 抱きしめ方も忘れちゃうくらい 遠ざけてたんだ 心の中の私を 強く抱きしめ やっと気づけた 「ほんとは、ほんとは、、、」 ずっとこうして 欲しかったんだ 言葉にならない 心の声が きっと私の未来を照らしてくれる 耳をすませて 例えばこんな歌が いつか 誰かを灯せたなら 声を聞かせて もう迷わない