もしも僕が歩けなくなったら もしも僕がなにも見えなくなったら もしも僕が聞こえなくなったら もしも僕が歌えなくなったら もしも僕が動けなくなったら もしも僕が忘れてしまったら もしも僕が考えることをやめたら もしもじゃなくなってしまったら 悲しさで夜が明けて 腫れぼったい目で 吐き出した言葉をそっと書き始めた 今のうちに積み重ねなくちゃ すべてがなくなってしまう前に 笑顔も匂いも僕を呼ぶ声も 胸に縛り付けて離さないよ 繋いだ手は離さないよ いつかどっか旅行に行こう いつか見た夕日を見に行こう いつか君に手紙を書こう いつかの僕はここにはいない 思い出だけが 綺麗なわけじゃないんだ まだ見ぬ景色もきっと綺麗なんだ 茜色染める黄昏の海も 優しく髪を撫でる風も 今でも心穏やかな場所は 変わらないあの日を見守る 不平等ってヤツがさ たまに襲ってくるよな 神様なんて 誰も見たことがないよな? 生まれる時も親すらも選べない つまらないと消えたくなったけど 今を強く生きれてる 生きたい理由なんて多くはないが 自分よりも 大切な人と出会えたんだよ 感謝できる こんな薄暗い世界でも もしもいつか君と離れて 過ごす日がおとずれても 今のうちに積み重ねなくちゃ すべてがなくなってしまう前に 笑顔も匂いも僕を呼ぶ声も 胸に縛り付けて離さないよ 涙も笑顔も僕のためだけに 今をもっと好きになるために 明日も10年後も1秒先も 僕と君のままでいたいんだ 明日はもっといい日になるよ