この花には名前はない 名付けるなんて難しいわ でも水をあげられなくなる その日まで 大事に大事に育てあげましょう 目の前にはボタン 押せば夢から覚めれるのか それか僕が今欲しいものが 手に入れられたりするかな キミがあの夜外したボタン 今は遥かどこか 名前も知らない街で きっと幸せを抱いてる 色の無い自分を嫌っては泣き 泣きながら言う「私には何も無い」 冷えた手の甲に涙 水の様に混ざり合う二人が 僕が育てた花 二つとしてこの世には無い 僕からすればキミは牡丹 でもきっとキミはこう言うんだ この花には名前はない 名付けるなんて難しいわ でも水をあげられなくなる その日まで 大事に大事に育てあげましょう 真っ逆さまに 落ちゆくさなかに 辿る記憶の中 下には雲一つない空 遠くへもっと遠くへ 行きたいだけだった 純粋なモノだったんだ 強く踏み締め 高くまでジャンプして 夢の便行きに飛び乗る 出来なきゃ落ちていく ほとんどはそうらしい 悔しいから 青空を上にしたら 地に足つけて上まで歩く 屋上行きのボタンは押さず この花には名前はない 名付けるなんて難しいわ でも水をあげられなくなる その日まで 大事に大事に育てあげましょう