途方に暮れていた 携えた地図をなくして 歩きたいのに 進みたいのに 心は揺れていた 憧れた夢を目の前に 一度はあの日 触れられた気がしたのに なぁきっと全てはさ 僕が臆病なせいだ あんなにも優しかった あなたが離れたのもそうだ 変わりたいと願い 変えるべきことを決めたんだ ただ目を逸らさないよう 自分には嘘をつかないよう それだけで この霧が晴れるなら それだけが この僕の望みなら 風が吹いたこと 覚えてるよ 覚えてるよ あの夜の感覚だけが正しいよ 闇に飲まれても Already know already know 大切なことだけが 残ればいいの 呼吸を確かめた 一杯の水を飲み干して 明かりを消した 六畳半 裸足のワンルーム 心は枯れていた もう言葉じゃ どうにもならなかった 物語の続きを描くペンを 手放してしまった 虚空を見つめては 子供の頃を思い出した 手にした自由を僕は 使いこなせなかった それでもね この夜は明けるから 陽が差せば また今日が始まるから 風が吹いたこと 覚えてるよ 覚えてるよ あの夜の感覚だけが正しいよ 闇に飲まれても Already know already know いつか日々を愛せる日が来るように