ゆくえしれずに なりそうな 淡い光と遠い闇 一人ぼっちの子羊が 寝床求めてさまようの そしてあなたに めぐり逢い 心の鍵をはずされて だけど私は 臆病で 震える鼓動 数えてる 冷たい夜に 冷たい月に あなたの指が あなたの声が 背中に触れて 声にならない 冷たい月の 冷たい夜に 時の移りを 論<さと>されて 木々がそよいで 騒がしい 大事なものはいつだって 目に見えないと 気づいたの そしてあなたに 恋をして 生まれた意味を 知ったとき ちょうつがい迄 錆びついた 扉をそっと 開いてく 冷たい夜に 冷たい風と あたたかなキス あたたかな愛 あなたの愛に つつまれてゆく 溶かされてゆく 冷たい夜に 冷たい夜に 冷たい月に あなたの指が あなたの声が 背中に触れて 声にならない 冷たい月の 冷たい夜に