箱庭のような部屋 足の踏み場もないくらい そこらじゅう散らばった 曖昧 もがけばもがくほど 正しく距離は測れないし ずるさを放って遠くなる 幻影 嘘を纏った好きがはじけて消えた 手に入れてくれないのなら 優しくしないで 目に映る赤 君の名を歌うよ 溶け出して 浮かされて 秘密に変わるまで ほどけた夜の隙間から 気付かないように あと少し呪われていたい 忘れてしまうのなら 最後が"何か"で賭けよう それすら忘れてしまうだろうけど 言葉にするたび 甘さは形を造った ひとり立ち止まって日々を編む 嘘を纏った好きがはじけて消えた 手に入れてくれないのなら 優しくしないで 目に映る赤 ぼくの名を呼んでよ 過ちも美しく灯るこの部屋だけで なるべく長く燃えるように 願ってしまう それだけで 救われていた 目に映る赤 ぼくの名を呼んでよ 過ちも美しく灯るこの部屋だけで なるべく長く燃えるように 願ってしまう それだけで 目に映る赤 君の名を歌うよ 溶け出して 浮かされて 秘密に変わるまで ほどけた夜の隙間から 気付かないように あと少し呪われていたい