救出

歌詞

黒い熱を帯びた眼 契約は成立 正解は一つ、と今解った 空に浮かぶ漆黒を 横切ったヴェイパー 静かに、簡単に馴染む毒が 蝕んでしまう前に切り落としたい 日毎増す感覚 掴んでいたはずの温度は 仕組まれた偶然 繋いで描いた世界が 埋まらない心の在処と知った 暗く眩む星彩さえ届かない最深層 遠くで芽吹いた地獄がどろりと 落ちて 瞬きする間に染まってしまった 下らない舞台の微かな照明さえ 奪って、奪って、奪って 絶望に善悪のタグは無い 何度あの日の雨が脳を洗っても、 こびり付いて落ちない汚れ 消すために怒りを食み、吐き、 またすぐ押し込まれて それを繰り返す 狂えもしないで 刻む度、摩耗する歳月 空を覆う紺碧の下 華やぐ某都市に もし、なんてノイズは要らない 飛び交う正常信号 高揚、渇望。 「感度は良好」 さあ、 号砲 込めた凶弾が今、 始まりを告げる オール・グリーン ついぞ歪なままで 戻ることのないかたち 感動の再会 俺が見えるか? 此処は投げ棄てられた想いの上だ ガラクタ信仰を疑わない喝采 祈って、祈って、祈って 無に帰すのさ どんな愛も、憎も 語り終えよう、時間だ READY?_ 揺ら揺らぐ感情の操縦桿はもう限界 立ちこめる硝煙 その向こうの答えを 離れ離れても背負っていくんだ グラウンド・ゼロを見下ろして 燦然と凪ぐ天体 救って、救って、救って