なんにもやる気がおこらない 心も体も動かない あんなに嫌だったはずなのに どうでもよくなった 大して知らない知り合いが コピペで送ってきたデモ音源 仕方ないから聴いてみたら 消えたくなってきた あの日ライブに君が来て 僕に言ってくれた 「あなたが生きてくれて、 今日まで歌ってくれてありがとう」 こんな情けない僕には 勿体無い位 優しくて 「きっと、売れる前から 知ってた、っていつか自慢する」 って言ってくれた君に 「君は間違ってなかったね」 って本当は言いたかったな 昔 載った雑誌が 部屋の隅で色褪せた 僕が載れなかった 表紙のバンドが笑っている 僕じゃなくて 君じゃなくて あのバンドが笑っている でも 歌詞が書けないって歌詞も書こう 曲が作れないって曲も書こう だって かっこわるい僕だから ちゃんと かっこわるく終わろう あなたが生きてくれて 僕の歌を見つけてくれてありがとう こんな当たり前のことすら どうして今まで 歌えなかったんだろう あなたが生きてくれて 僕はすごく嬉しかったよ あなたが今日も生きてくれて 僕の方が救われたんだよ 君の名前はわからない 宛先もないこんな歌に 君はまた気付くだろうか あの時みたいに あなたが生きてくれて 嬉しかったよ