放課後電車降りて 駅前のCDショップ 真っ赤な文字でオススメされてる あの子のNew single 重いギターを下ろして 少し息を吐いて ヘッドフォン越しに聴いた 黙って泣いた 帰りのバスいつもの定位置に座った "新曲"と書かれた ボイスメモは消した 大人ぶって背伸びした 文字がただ並んでた なんか 情けないな あの日先生に 強気で言った 少し笑われた いつだってそう 悔しくって もう "これしかないんです" "選択肢はないんです" 誰かのために いや 自分のために 歌って 歌って 言葉にただメロディーつけて 私の声で届けたいんだ いつか 22:30 いつもの駅前のロータリー ギターケースを広げて 看板を出して すれ違うひとりひとりに 届け届けって 叫ぶみたいに歌った 声が枯れた あの日お母さんに本音で話した 少し笑ってた いつだってそう 嬉しくって もう どんな時でも 強気でいれた ひとりじゃないって 気付かせてくれた 歌って 歌って 言葉じゃうまく言えないけど 歌にすれば伝えられる 歌って 歌っていれば 寂しくて泣いてるあの子も この情けない私のことも いつか 救える気がするんだ いつか 笑える気がするんだ