月命日を迎えても お互いに 話題に上がることがなくなった 不思議に思う 恥ずかしいほどに 湧かない実感が いやがおうにも 長い年月 思わせるんだ 外に出るのを控えるライフ いつまでかな そんな最中アラートが鳴る あの日の続き 響く十数秒 呼び起こす記憶のキー 錆びても反応 急な揺れとともに なだれ込んだバレンタインを 子供たちは 体感した 怖さで眠れず 顔は腫れぼったい 大人たちは皆 万が一に追われ 電話の応対 (Earth beats under my feet) 「大丈夫大丈夫」 自分を納得させようとしたけど 体はとうに勘づいて 一瞬の間で 背中に流しこんだ 寒気をゾッと 連絡取り合う マンション 声かけ合う 深夜なのに 渋滞しちゃう道路 消防 サイレン 頭上 ヘリが飛ぶ 停電 知らせるニュース モニターに駅前の街並みがブレる 帰宅できず 夜は寒く 人は戸惑う 混乱してる いつか来ること わかっているのに 不安と幻想の境目 俺たちは不用意に暮らしてる Earth beats under my feet I feel さもない日々 愛あふれた日 そこに I will I feel 過ごした日々 共に歩んだ道 笑いまくった日 I feel, I will 困難に立たされる時 大切なものに気づき 人は手を繋ぐ そして言葉を伝えてきた 26年すぎてもなお あの日を語る 姿が力をくれる 街と街との接点 距離は離れてる けど見つめる お互いが やれるべきことを 探し出し 薪をくべる 546 1446 カセットデッキのようにしつこく 巻き戻し記憶を辿る 辛抱強く 今綴るべきこと 無理に打たなくていい 10年でピリオド 挫けずに生きてく 静かに向き合い したたかかにやって来る難題 耐え抜くためのヒント いつでも提供できるようにと 肌身離さず持ってる原動力 やらなくていいのにを やっぱやらなきゃ 生み出すことが もう少し俺にできるのなら 生きてる時間を謳歌しつぶさに記録 生涯をかけ この声を残す Earth beats under my feet I feel さもない日々 愛あふれた日 そこに I will I feel 過ごした日々 共に歩んだ道 笑いまくった日 I feel, I will そこにあった地図 ほんとはね がなかなか言えない日 長いようで短い年月 Earth Beat under my feet 思い出すのは 遠くに見えた街の光 I feel そのさもない日 帰り道 春を纏い 風がそっと運んでいく I feel, I will