喉の渇きで目覚めて うなる頭を持ち上げ ハッと隣を見たら 見覚えのあるいい女 口に手を当てたまま そっとベッドをすりぬけ もう一度覗き込んだら まさか そんな 某女優 だって彼女のドラマは いつも欠かさず見てるし 誰が犯人かぐらい 二週先まで読んでる A-HA-HA-HA…Believe It? Believe you? you? you? you? you? 最後は店のカウンター 誰かと飲んでいたような 記憶の糸を引いても 切れっぱなしで続かない 床に転がるヒールと 沈むブラウス悩ましい 只事じゃない夜は 越えちまってるらしいね A-HA-HA-HA…Believe It? Believe you? you? you? you? you? 悔やまれるじゃない キスのひとつも 悔やまれるじゃない 何も覚えちゃいない なんてこったい 飛び起きざまに女優は やっちまったとばかりに あわてて服をまとって ドアの向こうにサヨナラ 一言しゃべることなく けっして振り向くことなく 赤の他人を演じて 赤の他人を演じて A-HA-HA-HA…Believe It? Believe you? you? you? you? you? 悔やまれるじゃない どんなだったか 悔やまれるじゃない 何も覚えちゃいない なんてこったい 交わした言葉よりも 想い出したいことがある 自分の手をながめても 何も覚えちゃいない 何も覚えちゃいない…