波打ち際をうまく 濡れぬように 歩くあなた まるでわたしの恋を 注意深く かわすように きついズックのかかと ふんでわたし 前をゆけば あなたは素足を見て ほんの少し 感じるかも 低い雲間に 天気雨 みるみる煙る 水平線 サーフ・ボードなおしに “ゴッデス”まで 行くと言った じゃまになるの知ってて 無理にここへ 来てごめんね [♩] 夏の始めの 通り雨 ついてないのは 誰のせい? 白いハウスをながめ 相模線に ゆられて来た 茅ヶ崎までのあいだ あなただけを 想っていた やさしくなくていいよ クールなまま 近くにいて