夜明け前ひとり 歩道橋にすわり 朝刊を運ぶ 少年をみている 汚れたシューズ よれよれのシャツ いくつもの明日がこぼれるよ 眠れぬ夜は窓をあけ 幸せのぶんだけ 星を数える ぼくでなくっちゃ ぼくでなくっちゃ 傷ついた心 閉じないで 君のくちびる 君のまばたき 君を永遠にしたいから 夏をまたないで 編みあがった白い サマーセーターの 余り糸おちてる 街はずれの公園で ブランコにならんでゆられてた ひとりきりでも生きてゆける 強さがほしいって言ったよね ぼくでなくっちゃ ぼくでなくっちゃ こっちをむいて 伝えたい 君だけのものだね 君だけの愛だね 君だけを永遠にしたいから 夏をまたないで 編みあがった白い サマーセーターの 糸がおちてる