ただガムシャラな瞳で ひた走る君を見たら 少しだけまだ自分を信じたくなったんだ ただ目の前のことさえ見えずに まだ失望に足がすくんでる自分がいる 「もし」 辿り着いた場所が描いてた未来とは少し違っても 昨日より鮮やかに塗り替えていくんだ 「もし」 すぐには届かないあの空に浮かぶ雲みたいなものでも いつかきっといつかきっと掴んでみせるんだ 何度でも 仕事は立て込んでるし いつかは結婚したいし 遊ばなきゃつまんないし 時間は足りないし きっと投げ出したって拾いにいくなら いっそ目を背けずに小さいことから始めてみよう 「もし」 辿り着いた場所で同じ喜びを分かち合える誰かと 出逢えたら全てきっと報われるんだ 「もし」 不甲斐ない自分も誤魔化さず投げ出さず 受け止められたら それがきっと描く未来の始まりなんだ 何度でも 「今」 果てしなく感じた はるか遠くの空に浮かんだ未来に 少しだけ指先が触れた気がしたんだ 「もし」 ガムシャラな背中がいつか誰かの背中を押せたら ひた走り続けた答えになるんだ