苦しみの海に一人 小舟で漂っていた 膝を抱え込んで 誰にも涙 見せぬように ライラライラライ ライレレイレオオオ 流れに身を任せるだけで 櫂(かい)も掴めないまま ありふれた瞬間(とき)を 取り戻せなくて 僕はきっと 大人になったの 傷ついた身体 癒す間もなくて 暗夜航路 燈火 探して 小舟を漕ぎ出すことで 逃れられることがあるの 人は動かないと ハラリと崩れ落ちるから ライラライラライ ライレレイレオオオ 夜明けなど二度と来ないような 置き去りのままの影 真っ暗な世界は 澱んだ心に 追い打ちをかけるように落とす 錨(いかり)を沈めて長居はしないさ 暗夜航路 今だけ ゆらら 〈♪〉 紙一重の 生と死を この先 何度歌うのだろう ざわめく水面(みなも)はバラード 優しく 強く 時に恐ろしく 嗚呼 ありふれた瞬間(とき)を 取り戻せなくて 僕はきっと 大人になったの 傷ついた身体 癒す間もなくて 暗夜航路 燈火 探して 真っ暗な世界は 澱んだ心に 追い打ちをかけるように落とす 錨(いかり)を沈めて長居はしないさ 暗夜航路 今だけ ゆらら ライラライラライ ライレレイレオオオ ライラライラライ ライレレイレオオオ オオオオ