まっくらだよ まっくらだよ まっくらでもいいの? 週頭の こんな夜に どこへ連れ出せるの? 立ち漕ぎした ポリの生地が 頬に擦れている でこぼこした コンクリート 私をからかってる このまま連れ去って 遠く遠く遠くまで 二度と戻ってこれなくなるまで おいしいところだけ 味わって残すならキスしてね 強引に飛ばしてみて 誰もいないとこまで 強張ってる 指の先で 伝わってみてよね 25キロは 下ってゆくの 強くなれた気もしたの 火曜日のディナーから ステーキ食べるみたい いらないいらない意味ないお芝居 美味しく食べてあげたい ほらね罪でしょう戻れないの このまま連れ去って 遠く遠く遠くまで 二度と戻ってこれなくなるまで おいしいところだけ 味わって残すからキスするの 夕日が溶けるみたいに跡形もなく 決して決して口にしないで 消えて消えて私の全部 朝が来たならば夢の一部 このまま明け方も 強く背中掴んだままで 叫び声に笑ってみたりとか しないよね このまま連れ去って 遠く遠く遠くまで 二度と戻ってこれなくなるまで おいしい旅をするふたり 月明かり消えない 強引に飛ばしてみて朝まで まっくらだよ